ラジコンに適したグリスの種類と選び方
ラジコンの駆動系部品には欠かせないグリスですが、今は私が以前に活動していた1990年頃当時よりもバリエーションが増え選択肢が広がってるようです。ここではタミヤ製のグリスを比較してみます。
昔からあるグリスたち
まずは昔から存在していた私も使った覚えのあるグリスから。
キット付属のグリス
ミニ四駆のキットにも小さいサイズのものが付属してますが、TT-02シャーシのNSXキットにも大きいサイズのものが付属してました。定番アイテム。
セラミックグリス(ITEM 87025)
当時のグリスといえばこれ一択でした。もしかしてもう廃盤なんでしょうかね?今ではあまり見かけなくなりました。ミニ四駆にもよく使ってたな。
モリブデングリス(ITEM 87022)
摩擦抵抗の少ない二硫化モリブデンを配合していて、樹脂を痛めないという特徴があるグリス。ギヤデフによく使ってました。手につくと真っ黒けになるイメージがありますw 10g入りで300円前後。
接点グリス(ITEM 87023)
これは駆動系ではなく接点に使うグリス。ESCがまだ普及する前はスピコンと言われる物理的なコントローラーで抵抗値を変えることでモーターの回転数を制御してましたが、接点グリスはスピコンによく使ってました。今は何に使うんでしょうかね…。ショップでも今も普通に売られてるので需要はあるんでしょう。10g入りで300円前後。
比較的新しいグリス
セラグリスHG(ITEM 87099)
2008年12月発売。潤滑性に優れた窒化ホウ素(ボロンナイトライド)のハイグレード粒子を配合した高性能グリスだそう。どうやら今の定番?っぽくショップでもよく見かけます。値段は500円前後と若干高め。
アンチウェアグリス(ITEM 53439)
高温時でも柔らかくなりにくく、高速回転する部品に塗っても飛散することがない、高粘度のグリスだそうです。ユニバーサルシャフトのジョイント、ギヤデフなどに塗布すると効果的らしい。
初心者におすすめのラジコングリス
初心者にはキット付属のグリスでも十分なのかもしれませんが、メンテナンスのことを考えるとはじめから市販のグリスを使用することをおすすめします。
ということで、セラグリスとアンチウエアグリスを購入してきました。
タムタム秋葉原店でそれぞれ440円(税抜)前後(2017年3月現在)でした。