ラジコンプロポの種類と選び方
電動ラジコンカーでは主に2チャンネルプロポ(ステアリング&スロットル)を使いますが、特に電動ラジコンカー向けによく使われるのが、以下を組み合わせて使うセットです。
- 送信機
- サーボ
- 受信機
- ESC(アンプ)・スピードコントローラー
この構成の場合、サーボで前輪の向きを変えステアリングとし、スピードコントローラーでモーターの回転を制御することで、前進、後進とそのスピード、停止をコントロールします。
プロポの名前の由来
ホビー用のRCカーでは、ラジオコントロールシステムとして、繊細なコントロールが可能な「デジタル・プロポーショナル方式」を採用しているため、略して「プロポ」と呼ばれることが多いです。
送信機の種類
送信機にはスティックタイプとホイラータイプの2種類があります。電動ラジコンカーでよく使われるのがステアリングとスロットル操作がしやすいホイラータイプのものですが、スティックタイプのほうがしっくりくるという方もたまに見かけます。
サーボの種類
サーボは、電動ラジコンカーの場合は主にステアリングの操作に、ラジコン飛行機の場合はラダー・エルロン・エレベーターなどの操作に使われる装置です。トルク、スピード、大きさの違いにより様々な種類のサーボが各メーカーから発売されています。一昔前までは、サーボといえばアナログサーボしか存在していなかったのですが、最近はデジタルサーボなるものも存在しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
受信機の種類
受信機は、送信機から発信された電波を受けて信号を取り出し、サーボやスピードコントローラーに伝える役割をもっています。2.4GHz帯が普及したことにより「クリスタル」と呼ばれる部品が不要になったことから、近年はかなり小型化が進んでいます。
ESC(アンプ)・スピードコントローラー
ESC(アンプ)・スピードコントローラーは、モーターへ電気を流す時間の長短を電気的に調整してマシンのスピードをコントロールする役割をもっています。低速では電気が送られている時間の割合が少なく、高速になるほど多くなり、最高速の状態では、常に電気が送られます。
なお、ハイパワーなモーターを使う場合にはそれに対応するスペックをもったスピードコントローラーが必要です。モーターの換装を行う場合には、ターン数などに応じてスピードコントローラーが対応しているかどうかもチェックする必要があります。
モーターの種類と選び方について詳しくはこちらをご覧ください。
初心者におすすめのラジコンプロポ
特にこだわりがない場合や初心者の方の場合は、予め必要なものがセットされたプロポセットを購入することをおすすめします。
私がおすすめしたいのは、初心者にも使いやすく拡張性も高い、SANWA MX-Vです。