サーボとは
サーボは、電動ラジコンカーの場合は主にステアリングの操作に、ラジコン飛行機の場合はラダー・エルロン・エレベーターなどの操作に使われる装置です。トルク、スピード、大きさの違いにより様々な種類のサーボが各メーカーから発売されています。一昔前までは、サーボといえばアナログサーボしか存在していなかったのですが、最近はデジタルサーボなるものも存在しています(最近の双葉電子工業のオフィシャルサイトでは、カー用サーボとしてはデジタルサーボしか掲載されていません)。
サーボの仕組み
サーボの中にはモーターとギヤが入っていて、送信機からの指示により受信機を通じてモーターが動くことによってギヤを通じてサーボホーンが回転します。アナログサーボもデジタルサーボも基本的には同じ仕組みです。
デジタルサーボの特徴
デジタルサーボは内部に小さなコンピュータが内蔵されていて、電圧と受信機からのパルス信号がA/Dコンバータにより数値化されて演算処理されます。その結果によりコンピュータが内蔵モータへ電圧をかけます。アナログサーボは電圧の変化によりモーターをコントロールしますが、デジタルサーボはデジタル処理されるため常に大きな電圧で駆動します。
このような構造の違いから、デジタルサーボは一般的に
- ニュートラルの精度が良い
- 保持力が高い
- 分解能が高い
- ノイズに強い
と言えます。
しかしアナログサーボが性能が劣るかというとそう言いきれないこともあり、ラジコンカーのステアリングに使用する場合で言うと、反応がシビアすぎてそれが逆に扱いづらいという場合もあり、結局は好みの問題なような気もします。
すべてデジタルサーボに置き換わらないのはそのせいもあるのかもしれません。
最近ではプログラマブルサーボといって、パソコンで特性を自由に設定できるタイプのサーボも存在しています。
互換性について
受信機から見た場合はアナログサーボもデジタルサーボも変わりません。つまり同じメーカーの受信機であれば(一部の特殊なプロポ・受信機を除き)全く問題なく使えます。